ダイトール

ダイトールは強い利尿作用がある浮腫みを解消する利尿剤です。
シプラ社（Cipla）が開発・製造しています。
錠剤は丸型で白色でコーティングされており、1シートに15錠入っています。
本剤は心臓、腎臓、肝臓の機能低下による、浮腫みの治療にも使用されています。
血液中の水分量を減らす効果もある為、心臓の負担をやわらげ血圧を下げる効果もあります。
その為、海外では高血圧の治療にも使用されていますが、日本では高血圧に対する適応はありません。
本剤は日本の病院で処方されている利尿薬ルプラックのジェネリック医薬品で、値段は手ごろながら同じ効果を得られる為とても好評です。
ダイトールは水分や電解質の強力な排泄作用があるので、最も作用の強いループ利尿薬に分類されます。
有名な利尿薬ラシックスの約10倍の効果があります。
ループ利尿薬の特徴として、カリウムを多量に排泄してしまう為、低カリウム血症が副作用として報告されていますが、ダイトールは他のループ利尿薬に比べ、抗アルドステロン作用により、カリウムの排泄が少なくなる為、低カリウム血症になりにくくオススメの治療薬です。

参考サイトについて

公開する情報の正確さを高め、健全かつ安心・安全な医薬品の利用を目的とする為、下記サイトを参考にしています。

ダイトールは1日1回5mgから10mgを服用します。
国内では4mgから8mgの使用が推奨されています。
症状や年齢によって服用量を調整します。
初めて服用する方はピルカッターで量を減らして様子を見て下さい。
服用後8時間はトイレの回数が増える為、朝から昼に服用するといいでしょう。
水分を制限することで、脱水症状、低血圧、電解質失調等になってしまう可能性がありますので、適度に水分を摂取するようにしましょう。

有効成分のトラセミドが腎臓の尿細管に働きかけることにより、水や電解質を体外に排泄させ、尿を増やすことにより、浮腫みを解消させます。
服用後1時間程で効果が現れ、6時間から8時間程度効果が続きます。

ダイトールの副作用は、低血圧、脱水症状、めまい、倦怠感、頭痛、吐き気、尿酸値の上昇、耳の異常などが報告されています。
強い副作用としては、低カリウム血症があります。
少しでも異常を感じた場合には、かかりつけ医師に相談して下さい。