テンビルEM

テンビルEMはインドのムンバイに拠点を置くシプラ社（Cipla）より製造販売されている抗ウイルス剤です。
本剤はツルバダのジェネリック医薬品で、単剤で性交渉前に服用することでHIVウイルスやB型肝炎ウイルスの感染予防に効果があり、感染後に他の抗ウイルス剤と一緒に服用することで同ウイルス感染症の症状進行を防ぐことも可能です。
HIVウイルスをはじめとするレトロウイルスが宿主に感染するとき、RNAからDNAへ通常とは逆の方向で遺伝子を転写させ、このDNAを宿主のDNAに組み込みます。
テンビルの有効成分テノホビルジソプロキシルフマルとエムトリシタビンはこの逆方向の遺伝子の転写に必要な逆転写酵素を阻害する働きがあり、ウイルス感染の予防することができます。
リスクのある性行為をすることが多い方やHIV感染の可能性がある方等にオススメです。

参考サイト

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テンビルEMは1日に1回1錠をお水または、ぬるま湯で服用して下さい。
服用のタイミングは毎日決まった時間に服用することが推奨されております。
連続した服用や前回の服用から間隔が短い場合は服用をせず時間を空けるようにして下さい。
また、他のHIV治療薬と併用をされる場合には医師にご相談の上行って下さい。

テンビルEMはHIVウイルスやB型肝炎ウイルスの働きを阻害することにより症状の進行抑制や予防等に効果があります。
尚、本剤にはウイルスを死滅させる効果はないため、治療目的の場合は他の抗ウイルス剤と併用して下さい。

本剤の副作用はめまいや吐き気、倦怠感や脱力感、呼吸器障害、胃腸障害、皮膚障害等の症状が報告されています。
万が一、異常な症状が現れた場合にはすぐにかかりつけ医師にご相談下さい。