イベルメクチンクリーム

アジャンタファーマ社（Ajanta Pharma）が製造・開発しているイベルメクチンクリームは、有効成分にイベルメクチンを配合した外用クリームです。
酒（しゅ）さやニキビの治療薬として使用されています。
酒さは、鼻やほほ、顎等が赤くなる病気で、ブツブツとした、赤い盛り上がりが見られる進行性の慢性疾患です。
酒さの治療では主にメトロニダゾールが使用されていましたが、最近ではイベルメクチンクリームが使われるようになってきました。
国内では未承認の医薬品ですが、オンコセルカ症の治療に使用される内服のイベルメクチンは承認されています。
酒さの原因は様々な要因があり、ハッキリと解明されていない為、短期間で治療することは困難と言われています。
酒さは、高頻度で症状が悪化し、赤いブツブツや白い膿疱が発生する場合があります。
それは、ニキビダニが原因かもしれません。
イベルメクチンクリームは、毛包内に生息するニキビダニを死滅させる効果があります。
炎症を引き起こす体内物質（炎症性サイトカイン）の生成を抑制し、炎症を抑えることで酒さを改善へと導きます。

新型コロナウイルス感染症に対する治療効果

新型コロナウイルス感染症に対してイベルメクチンを使用した治療を行った結果は以下の通りです。

※以下のアメリカ医師団体が行った臨床試験を和訳しております。

参考サイトについて

公開する情報の正確さを高め、健全かつ安心・安全な医薬品の利用を目的とする為、下記サイトを参考にしています。

洗顔後、1日1回イベルメクチンクリームを顔全体に薄くのばします。
症状が改善するまで最大4ヶ月間使用して様子をみましょう。
皮膚の薄い場所や、目の周り、湿疹、かぶれ、化膿している場所には使用できません。
本剤は、国内での適応が無い為、医師または、薬剤師にご相談の上ご使用下さい。
使用後は蓋をしっかり閉めるようにしましょう。
化粧をする場合は、本剤を使用後、渇いてからするようにして下さい。

イベルメクチンクリームは酒さの原因になるニキビダニを死滅させる効果があります。
有効成分イベルメクチンは、寄生虫を原因とした感染症や抗ガン、抗菌等に効果のある成分です。

副作用は主に痒み、発赤、皮膚炎、蕁麻疹、皮膚剥離等が報告されています。万が一、使用中に辛い症状が出た場合には、使用を中止してかかりつけ医師に相談して下さい。