レグテクト・ジェネリック

サンファーマ社（Sun Pharmaceutical Industries Ltd.）が製造を手掛けるレグテクト・ジェネリックは、アルコール依存症の治療薬です。
これまで、飲酒欲求を抑える治療には抗酒薬を使用するのが一般的でした。
悪酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの蓄積を誘発することで、少量の飲酒でも吐き気や頭痛といった症状を引き起こし、アルコールへの嫌悪感を募らせて摂取量を減少させるというものです。
とても高い効果を発揮しますが、飲酒自体を完全に断つことはできません。 一方レグテクト・ジェネリックは、抗酒薬ではなく断酒補助薬と呼ばれる医薬品です。
脳の中枢神経に作用し、アルコールによって高まった神経活動を抑制する働きがあります。
お酒を飲みたいという気持ちそのものを抑え込む為、カウンセリング等の心理社会的治療と組み合わせれば、将来的に完全な断酒を目指すことも可能です。
自力では飲酒を止められない方や、飲酒量の多いご家族の心身に不安を抱いている方へ、レグテクト・ジェネリックをオススメします。

参考サイトについて

公開する情報の正確さを高め、健全かつ安心・安全な医薬品の利用を目的とする為、下記サイトを参考にしています。

1日3回、1回2錠を食後にたっぷりの水または、ぬるま湯と共に服用して下さい。
1日の服用上限は6錠までです。
原則として6ヶ月以上服用を続けて様子を見ましょう。
レグテクト・ジェネリックの服用と併せて、カウンセリング等の心理社会的治療を受けるとより効果的です。

有効成分アカンプロサートカルシウムが脳の中枢神経に働きかけ、飲酒欲求を抑制します。
アルコール依存症の改善に効果的です。

レグテクト・ジェネリックの主な副作用として、下痢、傾眠、嘔吐、不眠、頭痛、精神運動亢進、腹部膨満、便秘、悪心、過敏性腸症候群、口内炎、y-GTP増加、湿疹、乾癬、斑状丘疹状皮疹等が報告されています。
重篤なものでは、アナフィラキシー、不整脈、血圧異常、蕁麻疹、血管浮腫等が報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、身体に異常を感じた場合は直ちに服用を中止し、医療機関を受診して下さい。