シプモルヌ（モルヌピラビル）

シプモルヌは、インドに本社を構える製薬会社シプラ社（Cipla）が製造を手掛ける抗ウイルス薬です。
体内へ侵入したウイルスの増殖を抑制します。配合されているモルヌピラビルは、新型コロナウイルスに有効な薬用成分として、日本の飲み薬で初めて特例承認された成分です。
人間が体内にDNAと呼ばれる遺伝子情報を司る物質を持っているのと同じように、新型コロナウイルスの病原体SARS-CoV-2はRNAと呼ばれる物質を持っています。
RNAを持つウイルスが人体へ侵入すると、ウイルスに感染した状態の遺伝子情報が体内で複製されて増殖し、やがて様々な症状を引き起こすのです。
抗ウイルス薬であるシプモルヌには、そのウイルス複製時に複製障害を発生させる作用があります。
ウイルスの増殖を抑え込み、症状の悪化を防ぐことが可能です。
シプモルヌの先発薬にあたるラブゲリオは、元々インフルエンザの治療薬として開発された経緯がある為、感染症に対する有効性は高いと言えるでしょう。

参考サイトについて

公開する情報の正確さを高め、健全かつ安心・安全な医薬品の利用を目的とする為、下記サイトを参考にしています。

1回800mgを1日2回服用して下さい。
SARS-CoV-2による感染症の軽症または、中等症に該当する症状が確認されてから速やかにシプモルヌを飲み始め、5日間服用を続けて様子を見ましょう。
食事の影響は受けないとされておりますので、服用は食前・食後のどちらでも可能です。
途中で症状が改善された場合でも、5日間は服用を継続して下さい。
なお、重症に該当する方が服用した場合や、症状の発現より6日以上が経過してから服用を開始した場合の有効性は確認されておりません。

参考サイトについて

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シプモルヌの有効成分モルヌピラビルが、ウイルスのRNA複製を阻害します。
ウイルス性の感染症の症状悪化を防ぐ効果が期待できます。

主な副作用として、頭痛、浮動性めまい、悪心、嘔吐、下痢、発疹、蕁麻疹等が報告されています。重篤なものでは、中毒性皮疹等が報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、身体に異常を感じた場合は直ちに服用を中止し、医療機関を受診して下さい。