ジスロマック

ジスロマックの詳細

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質です。
細菌の増殖に必要なタンパク質合成を阻害する作用を持っています。
世界有数の大手製薬会社ファイザー社（Pfizer Inc.）が開発しました。

特徴

ジスロマックはクラミジアや淋病を始めとする様々な細菌感染症に対して有効です。
また、他の系統の抗生物質よりもアレルギー症状が出にくいと言われています。
アジー等のジェネリック医薬品も多数展開されていますので、併せてご覧下さい。

ジスロマックの服用方法

ジスロマックは症状により服用方法が異なります。
詳細は医師や薬剤師へ相談しましょう。

尿道炎、子宮頸管炎

成人の場合、1000mg（力価）を1回服用して下さい。
ジスロマックの効果は1度の服用につき約10日間持続します。
効果期間が長い為、予防用としてのご利用可能です。
クラミジアや淋病による尿道炎の場合にも、同様の用法でご使用いただけます。
服用後2週間から4週間ほど経過を観察し、医学的に症状の改善が認められない場合には、専門の医師へご相談下さい。
なお、近年では薬剤耐性を持つ淋菌が増えている為、淋病に対しては他の有効な治療方法が推奨されています。

咽頭・喉頭炎、扁桃炎等

成人の場合、1日1回500mg（力価）を3日間、合計で1.5g服用して下さい。
4日目以降も症状が改善されない場合には、医師に相談した上で他の治療方法へ変更しましょう。
深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎等も同様の用法です。

骨盤内炎症性疾患

成人の場合、アジスロマイシン注射剤による治療を行った後に、1日1回250mg（力価）を服用して下さい。
アジスロマイシン注射剤から本剤へ切り替え、総投与期間が10日を超える場合は、十分な経過観察を実施しましょう。

ジスロマックの効果

本剤は細菌感染症の症状改善に効果的です。
有効成分アジスロマイシン水和物が、細菌のタンパク質合成を阻害することで増殖を抑制します。
適応菌種や適応症等についてはこちらをご確認下さい。

副作用

ジスロマックの主な副作用として、発疹、下痢、便秘、嘔吐、動悸、貧血、呼吸困難、頭痛、発熱、めまい等が報告されています。
重篤なものでは、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、薬剤性過敏症症候群、肝機能障害、大腸炎、肺炎、QT延長、白血球減少、横紋筋融解症等が報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、服用後に異常を感じた場合は速やかにお近くの医療機関を受診して下さい。

参考サイトについて

公開する情報の正確さを高め、健全かつ安心・安全な医薬品の利用を目的とする為、下記サイトを参考にしています。