ボグリボース

ボグリボースの詳細

ボグリボースは、血糖値の急激な上昇を防ぐ食後過血糖降下薬です。
ベイスンのジェネリック医薬品であり、先発薬と変わらない効果を有していながら低価格で購入することができます。
多くのジェネリック医薬品を世に送り出してきた大手製薬会社Healing Pharma社が開発しました。

特徴

ボグリボースはα-グルコシダーゼ阻害薬の一種です。
ブドウ糖を分解する働きをもつα-グルコシダーゼという酵素の働きを阻害します。
糖尿病による食後過血糖の改善の他、耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制にも使用可能です。

ボグリボースの服用方法

本剤は、年齢や症状によって用法・用量が異なります。
詳細は専門の医師または、薬剤師へご相談下さい。

糖尿病の食後過血糖の改善

成人の場合、1回0.2mgを1日3回、毎食直前に服用して下さい。
効果が不十分であれば、十分な経過観察の下で最大1回0.3mgまで増量できます。
服用期間中は入念に経過観察を実施し、使用継続の可否を検討するようにしましょう。
2ヶ月から3ヶ月ほど使用しても満足な効果が得られなかった場合（静脈血漿で食後血糖2時間値が200mg/dL以下にコントロールできない等）には、他の治療方法への変更をご検討下さい。

耐糖能異常における2型糖尿病の発症抑制（0.2mg錠のみ）

成人の場合、1回0.2mgを1日3回、毎食直前に服用して下さい。
ボグリボースの服用開始後は、1ヶ月から3ヶ月ごとを目安に糖代謝関連検査及び体重測定を、6ヶ月から12ヶ月ごとを目安に75g経口ブドウ糖負荷試験をそれぞれ実施し、使用継続の可否を検討するようにしましょう。
血糖高値や糖負荷後初期インスリン分泌低下等を有する方は、糖尿病発症リスクが高くなるとの報告がある為、十分な経過観察を実施して下さい。
2型糖尿病と診断された場合には、医師と相談の上で他の治療方法への変更を検討しましょう。

ボグリボースの効果

本剤は、糖尿病における食後過血糖の改善や、2型糖尿病の発症抑制に効果的です。
有効成分がブドウ糖を分解する酵素α-グルコシダーゼの働きを阻害し、糖の吸収を緩やかにします。

副作用

ボグリボースの主な副作用として、下痢、便秘、嘔吐、めまい、貧血、しびれ、倦怠感、高カリウム血症、発汗、脱毛等が報告されています。
重篤なものでは、低血糖、腸閉塞、劇症肝炎、重篤な肝機能障害、黄疸、意識障害を伴う高アンモニア血症等が報告されていますが、頻度は分かっていません。
これらの他にも、服用後に異常を感じた場合は速やかにお近くの医療機関を受診して下さい。

参考サイトについて

公開する情報の正確さを高め、健全かつ安心・安全な医薬品の利用を目的とする為、下記サイトを参考にしています。