フォシーガの服用開始後は、定期的に血糖値や腎機能の検査を行い、その結果を基に服用継続の可否を判断するようにして下さい。
服用後は自動車の運転や高所作業、機械の操作といった危険作業は控えましょう。
本剤は利尿作用を含む医薬品の為、多尿、頻尿、体液量の減少等が見られる場合があります。
また、その他にも副作用による様々な不調が生じるリスクがあるので、十分な経過観察と適切な処置ができる準備を常に心掛けて下さい。
フォシーガはインスリン製剤の代替となるものではなく、併用することを前提としています。
インスリン製剤を常用している糖尿病患者の方は、自己判断で投与を中止せず、かかりつけの医師へ相談しましょう。
糖尿病治療の基本は、食事療法と運動療法です。
それらを十分に行っても満足な効果が得られなかった場合にのみ、本剤の服用を検討するようにして下さい。
インスリン分泌機能の低い方に関しては、インスリン製剤による治療を行ってから必要に応じて本剤の併用を検討しましょう。
以下に該当する方は、フォシーガを服用できません。
- 配合されている成分にアレルギーをお持ちの方
- 重症ケトーシスの方
- 糖尿病性昏睡の方または、前昏睡の方
- 重度の感染症をお持ちの方
- 手術前後の方または、重篤な外傷をお持ちの方
- 重度の腎機能障害または、透析中の末期腎不全をお持ちの方
- 左室駆出率の保たれた慢性心不全の方
- 1型糖尿病の合併症として慢性心不全や慢性腎臓病を発症している方
- 重度の肝機能障害をお持ちの方
- 妊娠中の方または、妊娠している可能性がある方
- 授乳中の方
- 小児
以下に該当する方の服用には注意が必要です。
事前にかかりつけの医師へ相談しましょう。
- 中等度の腎機能障害をお持ちの方
- eGFR(推算糸球体濾過量)が25mL/min/1.73m2 未満の方
- 脱水を起こしやすい方
- 尿路感染または、性器感染をお持ちの方
- 低血糖を起こす素因をお持ちの方
- 高齢者の方