ファロバクト

ファロバクトはインドのマハーラーシュトラ州ムンバイを拠点とする製薬会社シプラ社（Cipla）より製造・販売されてペネム系の抗生物質になります。
国内で処方されているファロムを先発薬とするジェネリック医薬品であり、有効成分には同じくファロペネムナトリウムが含まれております。
細菌の増殖を抑制する効果があり、耳鼻科や呼吸器を中心に様々な細菌に対して幅広く使用されております。
喉の痛み等を伴う風邪に対する治療としても処方されることがあります。
また、ファロバクトはペニシリン系の抗生物質に比べアレルギー等の副作用が少ない特徴を持つ医薬品となります。
ジェネリック医薬品の為、高い効果を持ちながら価格はファロムと比べて低く、コストパフォーマンスが良い商品です。

参考サイトについて

公開する情報の正確さを高め、健全かつ安心・安全な医薬品の利用を目的とする為、下記サイトを参考にしています。

肺炎、肺膿瘍、膀胱炎（単純性を除く）、腎盂腎炎、前立腺炎（急性症、慢性症）、精巣上体炎（副睾丸炎）、中耳炎、副鼻腔炎

1日3回、1回200mgから300mgを水または、ぬるま湯で服用して下さい。
尚、年齢・症状に応じて適宜増減して下さい。

皮膚感染症、ニキビ、扁桃炎、子宮内感染、気管支炎等

1日3回、1回150mgから200mgを水または、ぬるま湯で服用して下さい。
尚、年齢・症状に応じて適宜増減して下さい。

量を調節する際はピルカッター等を使用して下さい。

ファロバクトの有効成分ファロペネムナトリウムは、細菌細胞が細胞壁を生成する上で必要な物質PBP（ペニシリン結合タンパク質）に結合することで細胞壁の合成を抑制します。
これにより細胞の増殖を防ぎ、死滅させる効果を持ちます。
主にニキビ等の原因となるアクネ菌への治療に用いられますが、その他に鼻や耳に起こる症状（副鼻腔炎、喉頭炎等）から様々な細菌感染症（膀胱炎、子宮内感染等）にも効果の適応があります。

副作用について、下痢、軟便、腹痛、蕁麻疹等が報告されております。
また、重大な副作用として、アナフィラキシー、急性腎障害、偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があります。
これらの症状が見られる場合にはすぐに服用を中止して、すぐにかかりつけの医師にご相談下さい。